剛体球の自由回転運動のシュレディンガー方程式における力学的対称性
本記事では剛体球の自由回転運動のシュレディンガー方程式における力学的対称性について紹介する。
はじめに
水素原子の力学的対称性については、
adhara.hatenadiary.jp
等で詳しく紹介してきた。
そこではハミルトニアンが元々の空間の対称性よりも大きな対称性を持っており、その結果高度なエネルギー縮退が生じることを見てきた。
このように考えている系の元々の対称性よりも大きな対称性は力学的対称性と呼ばれている。
実は剛体球の自由回転運動についても同様に力学的対称性が存在する。
このことを見ていきたい。
PDF形式で貼り付ける。
剛体球(その1).pdf - Google Drive
まとめと今後の展望
本記事では剛体球の自由回転運動についても水素原子同様に4次元空間の回転対称性が備わっていることを見た。
剛体球に関するこの対称性に関する解釈について記事の続編を作る予定である。
*リファレンス