2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

SU(2)群とsu(2)代数の表現論(その3)〜 ボソン演算子の導入 〜

以前の記事 adhara.hatenadiary.jp ではSU(2)群の既約ユニタリ表現を紹介した。 そこでは複素係数二変数斉次多項式空間がSU(2)の表現により既約分解されること、各次数の部分空間が既約部分空間なっていること、がわかった。本記事は各部分空間を結びつける…

SO(4)群とso(4)代数の表現論(その3)〜 WignerのD行列を用いた四次元球面調和関数の表示 〜

以前の記事 adhara.hatenadiary.jpでは同じ次数の四次元球面調和関数がなす空間がSO(4)の表現空間としては既約であることをリー代数を用いて示した。高次元の球面調和関数については adhara.hatenadiary.jpでも議論しており、高次元球面上の自乗可積分関数が…

群の表現論(その2)〜 Schurの補題と有限群に対するSchurの直交性 〜

以前の記事 adhara.hatenadiary.jp で群の表現論に関する定義といくつかの定理を紹介した。 有限次元表現ユニタリ表現が完全可約(半単純)であるというところまで書いている。本記事では既約表現に関する重要な定理である、Schurの補題と有限群の有限次元表…

SU(2)群とsu(2)代数の表現論(その2)〜 有限次元既約ユニタリ表現とWignerのD行列 〜

本記事ではコンパクトリー群の中でもSU(2)群についての有限次元既約ユニタリ表現(unitary irreducible representations)について紹介する。 SU(2)群の既約ユニタリ表現は球面調和関数やスピンを考えるうえで重要である。本記事の構成は以下のようになってい…

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